人は’もの’に触れて考える!!

 子どもの遊びがどれほど大切か、今つくづく思います。

人はもの(物体)に触れて、初めて量や数、素材がわかります(認知します)。こどもに、お風呂に入るとき、1,2,3、、、10まで数えてから、お風呂から出る。昔からの光景ですが、就学前の子ども達にとって1,2,3などの数字は抽象的すぎて、その実態がわからないものです。それは、時間という物を数に置き換えている。時間の認識をしています。

 ですから、1+2=3 などと口でいうこともよくみられますが、これは、実態のないことを唯口にしているだけで、私にとっての般若心経とおなじことです。

 子どもは、実際に’もの’に触れて、「一つある、2つある…」と実感していきます。そして、初めて、心の理解=抽象思考 をすることができるようになります。 アナログゲームのいいところの一つは、そういうところでもあります。それに対して、電子ゲームは、音や画面の変化で面白く、そして、強い刺激で子どもの脳の注意を引きます。それを見て、この子は集中力があるなんて考えないでください。 注意を引いて、ドーパミンを出すような仕組みにしているだけです。それに慣れてしまったら、大変なことになります。

 実際に、おもちゃに触れて、全身の感覚を使って’もの’を感じ、心の理解を深めるてほしいです。この電子化の社会の中で、なくしてはいけないことの一つだと思っています。私たち大人も、ネットや動画を見て、すぐに分かった気になってしまいます。気をつけなければ…!!

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